ふるや往診動物病院

(フルヤオウシンドウブツビョウイン)

〒669-2300 兵庫県丹波篠山市沢田288-1 070-3822-1221

再生医療

※旧降矢動物病院で小山先生と相談の上、実施可能です。

幹細胞治療

動物の体にはさまざまな器官や臓器などに変化する細胞が存在します。
この細胞は幹細胞と呼ばれ、この細胞を体外で培養し動物の体に戻して
あげることで、失われた臓器や怪我の再生を行う療法です。
方法は、動物の皮下脂肪を約1cm弱採取し、そこから2週間かけて培養し、
細胞数を増やします。増やした幹細胞は点滴によって血管から投与します。
治療効果には差がありますが、主に使用するケースとしては脊髄損傷(推間板ヘルニア)骨折癒合不全、炎症性関節炎、膵炎、自己免疫性疾患、など様々な状況での効果に期待があります。
今後まだまだ治療効果に関しては幅広くなることが予想される治療法です。

活性化リンパ球療法

外科手術、抗がん剤、放射線治療に次ぐ癌の治療法として用います。
まず採血させていただき、その血液を2週間培養しリンパ球数を約1000倍
ほどに増やし再び体内に戻してあげることで癌細胞を攻撃させる療法です。
小さな癌や全身に広がった癌に対する治療効果、QOL(生活の質)の向上が期待できます。副作用もなく、また抗がん剤との併用も可能です。
最近ではリンパ球だけでなく樹状細胞やNK細胞(がん細胞を退治するリンパ球
です)なども培養、投与できるようになりました。
そのため更に癌細胞により強力な治療ができるようになっています。

KC細胞治療

リンパ球の中でも癌細胞を攻撃するNK細胞のみを培養、増殖し投与する新しい技術です。
活性化リンパ球療法よりも癌に対する攻撃性が強い治療法です。副作用は特にありません。

培養室の様子

培養室は、無菌作業を行うクリーンベンチ、細胞を培養するためのインキュベーター、また育った細胞を観察する専用の位相差顕微鏡、高機能遠心機、などを備えています。
室温は年間通じて常温に設定されています。